このコーナーでは、ユニークなNPO(特定非営利活動法人)を紹介しています。
過去の記事一覧へ

       

特定非営利活動法人 子どもネットワークセンター天気村

滋賀県草津市

 
(http://www.biwako.ne.jp/

 

天気村は、子どもが育つ環境を見直そうと1987年に設立されました。99年にNPO法人化され、大人、障害者をもつもたないに関係なく、こどもの周辺に起きている問題解決を掲げ、保育や子育て支援、野外遊び、環境教育の面から、ひとづくり、まちづくり、環境づくりを実践している会員団体です(会員数約70名)。

事業の一つのこんぺいとう自然保育園は、「仕事をもっていなくても預けられる」「小さいうちから自然に親しませたい」という希望に応えて法人化とともに始められました。これまでの「福祉に欠ける」という福祉的立場からではなく、「保育を必要とする」だれもが子育ての不安な時期を乗り切れるようにサポートするため、自然遊びを中心に一時保育も受け入れています。


こんぺいとう自然保育園

この他、小学生以上の遊びをサポートする「あそび隊」、環境活動や地域活動に参加するためのこども版エコマネー「こどもエココイン」、草津市の子育てを支援する「くさつ子育てランド」(受託事業)などがあります。さらに、近隣の栗東市から委託され、公民館を拠点に「地域コミュニティ・コーディネーター」として各学区のこども体験活動、子育て支援、家庭教育などの子育て支援事業を行っています。


 今まで活動に参加していた子が中高生になって、今度はボランティアとして小さな子を世話したり、父母のボランティアグループが生まれたり、エココインで商店街と協力するなど、子育て・子育ちを中心にした人の輪が広がっています。天気村は、行政や営利事業では対応できないNPO法人ならではの分野に積極的に取り組むことを重視しています。


活動は、会費や事業収入の他、近畿ろうきんの「NPO寄付システム」にも支えられています。これは、ろうきんに普通預金口座利用者が応援したいNPOを選ぶと、手数料なしで寄付を自動振替してくれるしくみで、1口100円からできます。振替方法も、毎月、ボーナスのみ、併用、年1回の4コースあり、寄付金が直接NPOに振り込まれるようになっています。




子どもたちが手作りの出店をつくって、他の子どもをおもてなしするのが天気村の「あそびのフリーマーケット」です.

草津市民の日イベント特別企画(2001年10月8日)




極めよ!びわこ道〜体験学習ア・ラ・カ・ル・ト〜

よし笛づくり、わら細工、化石レプリカづくり、投げ網など
 ■琵琶湖の伝道師 中川 修さん (県立琵琶湖博物館学芸員)





過去の紹介記事
1.NPO法人エティック(ETIC)東京 (東京都)