2006年8月 平成18年度北海道新採用職員研修
「これからの行政に求められるもの」(札幌市)
●講義「新たな公共」、ワークショップ「仮想合意形成体験」
平成18年度北海道新採用職員研修「これからの行政に求められるもの」(北海道)で、講義『新たな公共』と仮想まちづくりワークショップを行いました。この研修は、7月、8月の2回担当しました。
<講義の内容>
- 公共サービスの現状
地域社会の課題
社会経済環境の変化
これまでの行財政システムの限界
地方行政改革の試みと変遷
- これからの公共
「公共」のあり方
「公」の領域
- 新たな公共の胎動
<仮想合意形成体験〜まちづくりワークショップ>
仮想のA町をモデルにして、研修参加者が「行政職員」と「住民」に扮して、まちづくりワークショップを体験しました。A町の情報を前提に、各班で課題や地域資源、そして解決となるプロジェクト計画までの合意形成プロセスを体験していきました。
はじめは戸惑っていた人も意見を言い、活発な意見交換になりました。若い発想は既成概念にとらわれず創造的で柔軟です。自分のふるさとの町を思い浮かべる人や、今の仕事に結び付ける人など、対話を通じて研鑽されたようです。
<参加者の声>
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同じ情報からこんなにいろいろなアイデアが出て、すごい。
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自分の町ととても似ていたので、私の町でもこんなまちおこしができるといい。
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これからの行政の役割は何かと、疑問がわいた。
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他のグループの斬新なアイデアに驚いた。
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小さな町の職員がこういう問題を抱えて仕事をしていることがわかった。大変だと思う。
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町の問題はたくさん出てきたけど、資源はなかなか出てこなかった。でも、よく考えたら出てきた。
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住民の立場になって考えることが大事なことがわかった。
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